弊社はNTTの研究開発成果を基にしたNO-DIG技術を駆使して、効率的な社会資本整備の一翼を担うとともに、地球環境保護にも貢献していきます。
高速かつ高精度なカップ・チューブの内外面検査
特殊カメラによる画像検査は、カップ・チューブ製品の外面、内面、底面に至る製品の隅々までしっかりと検査を行うことができます。また、最大約500個/分の高速検査を実現し、作業員の負担を軽減する操作性の高いソフトウェアインターフェイスで効率の良い検査が可能です。
■特殊カメラによる内面検査独自の高被写界深度カメラは、1台でカップ内面全体にピントを合わせて高精細に撮影可能です。
■製品の隅々までしっかり検査複数の画像補正アルゴリズムの組み合わせにより、フランジ部にできたバリなどの欠陥も検出可能。さらに、従来マンドレルの空気穴のために一部検査不能だった透明カップの底面も、特許技術により全面検査可能になりました。
■最大約500個/分の高速検査ハードウェア検査エンジン「ＦＳ－５０００Ｒ」は、高解像度画像を高精度かつ高速に検査可能です。
■使いやすさにこだわった操作性ユーザーインタフェースは、多くの機能を、誰でも使いこなせるように改良が重ねられ、直感的な操作が可能です。
■エリアセンサカメラ対応
従来のラインセンサカメラに加えてエリアセンサカメラの利用も可能になりました。カップ底面の検査などに適しています。モノクロカメラはもちろんカラーカメラも利用可能で、製品の検査仕様に合わせて最適な構成をご提案します。
■検査を止めずにパラメータ変更※1
検査を継続しながら、検査パラメータを変更することが可能になりました。操作も簡単、［更新］ボタンを押すだけです。搬送を停止する必要が無いため、設定変更時のワーク排出を最小限に抑えることができます。※１ 搬送装置の対応が必要です。
■長さ測定機能
印刷位置、ラベルの貼り位置などを測定し、管理することができます。もちろん測った長さが基準内に入っていない場合に不良品として判定することもできます。
■検査の起点を画像の特徴から決定
画像の特徴を読取り、検査の開始位置を自動的に決定する機能を搭載しました。従来方式よりも素早く簡単に設定でき、かつ安定して検査することができます。
■効率的なデータ管理システム（オプション品）
検査パラメータ、検査記録、欠陥データなど製品とともに増え続けるこれらのデータを効率よく管理できるシステムを提供します。過去の欠陥データや、検査記録に素早くアクセスできることはもちろん、リアルタイムの検査状況も工場外の事務所や遠隔地の拠点からつぶさに把握することも可能です。
■安心のサポート体制
オペレーショントレーニング、研修プログラム、リモートサポートなどサポート体制も充実。新しい製品への対応や、操作者の急な異動でお困りの際は是非ご相談ください。また、故障の際も代替パーツを無償で貸し出しますので、修理期間中の生産への影響を最小限に抑えることができます。
| 対象ワーク | 樹脂製カップ（主に食品） |
|---|---|
| 処理時間 | 最大約500個/分（実績値400個/分） |
| 欠陥検出能力 | ・汚れ ・印刷欠陥 ・異物混入 ・その他 |
| 最小欠陥寸法 | Ф0.15ｍｍ以上 |
※処理時間、最小欠陥寸法等は搬送仕様により異なります。
■2通りの搬送方式で、内外面検査が可能キャップ天面・側面、肩部、胴部などの外面だけでなく、内側面や肩裏などの内面検査が可能です。搬送機は低コストで導入可能なコンベア方式とより高精度で検査可能なターレット方式の2種類があります。搬送速度は最大約500個/分です。
■柔らかいラミネートチューブの検査に好適食品や化粧品、歯磨き粉に使われるラミネートチューブやプラスチックチューブは、素材の柔らかさから成型･搬送時に変形･偏芯することがあります。こうした歪んだ画像は、位置補正技術「サブラインブロック補正」を用い、歪みのない画像に補正して検査をします。デザイン性が重視されるチューブの検査に適しています。
■様々な素材・形状・デザインのチューブに対応アルミ、プラスチックなどの様々な素材、オーバルチューブのような特殊な形状、特殊印刷が施されたデザイン性の高いチューブなどの検査も対応可能です。
■検査結果を一元管理【オプション品 : FS-Tracer+】検査結果は、付属の検査ソフトウェアまたはオプション品のFS-Tracer+から閲覧することができます。FS-Tracer+を利用すれば、複数の検査機から保存された検査結果を同一ネットワーク上のパソコン、タブレットから読み出すことができるため、業務効率化につながります。
■検査画像をすべて保存
万が一のときに備えて、良品も含めて全ての検査画像を保存することができます。工程内のどの位置で不良が発生したか、検査パラメータが適切だったかなどの情報収集に役立ちます。大量のデータを格納するHDDは簡単に交換できますので、取り外して必要な期間保管することも容易です。内外面検査の場合、1TBのHDDに約150万本分の検査データを保存可能です。
■お客様のニーズに合わせた検査
システムには、ソフトウェア部品として検査用のモジュールを自由に追加できるように設計されています。標準の検査機能で不足する場合には、検査モジュールを追加することでお客様の要求仕様にお応えします。また、新たな検査モジュールをカスタム開発することも可能ですので、今まで検出を諦めていた欠陥や、測定できていない管理項目などがある場合には是非一度ご相談ください。
検査中の撮影画像がリアルタイムに表示可能になりました。
■デザインデータと製品を比較検査
デザインデータと、検査時に取り込んだ良品画像を直接比較検査することができます。版や印刷工程のトラブルによる不良流出を未然に防ぐことが可能です。操作も単純でラスタ化したデザインデータを登録して、簡単な調整を行うだけです。また、「あおり検版」のようにデータ同士を目視で比較する機能も搭載しています。
■検査を止めずにパラメータ変更※1
検査を継続しながら、検査パラメータを変更することが可能になりました。 操作も簡単、［更新］ボタンを押すだけです。 搬送を停止する必要が無いため、設定変更時のワーク排出を最小限に抑えることができます。 ※１ 搬送装置の対応が必要です。
| 対象ワーク | 材質：アルミ、ＰＥ、ラミネート |
|---|---|
| ワーク形状 | ・直径：Ф10～50ｍｍ ・長さ：５０～３００ｍｍ |
| 処理時間 | 最大約500本/分(実績値150/分) |
| 欠陥検出能力 | ・汚れ ・印刷欠陥 ・異物混入 ・変形（凹凸、キズ） ・その他 |
| 最小欠陥寸法 | Ф0.1ｍｍ以上 |
※処理時間、最小欠陥寸法等は搬送仕様により異なります。
